無機塗料の耐用年数をご存知ですか?

これまでの常識を覆すような無機塗料をご存知でしょうか。
その無機塗料の1つの特徴として、耐用年数の長さがあります。
そこで今回は、無機塗料の耐用年数について詳しく解説していきます。

□無機塗料の耐用年数について解説します!

セラミックやケイ素といった無機物が主成分になっている無機塗料ですが、耐用年数は15年以上で、25年以上持つとも言われています。
油性や水性の塗料の良いところを取り入れていて、一般的な家庭用塗料の中では、最も耐久性に優れている塗料です。
耐久性の他にも耐熱や耐寒、不燃性にも優れており、耐久年数は15〜20年という耐塗膜性能も兼ね備えているので、とても優れた外壁用塗料と言えるでしょう。

しかし、屋根塗装の場合は、紫外線が強く当たる関係上、一般的な耐用年数は3〜5年ほど短くなることを頭に入れておくと良いでしょう。
また、これはあくまで塗料の耐用年数を指しており、元からある外壁の劣化や雨や風、紫外線の強さによってもばらつきがあるので注意が必要です。

□無機塗料の耐用年数の長さの理由を紹介します!

外壁に塗られた塗料が劣化してしまう原因として考えられるのは、紫外線や加水分解といった化学反応による影響がほとんどです。
強風によって土や砂埃が直接外壁に当たれば、もちろん多少なりとも物理的なダメージを負いますが、これが原因となって致命的な変化をもたらすには、かなりの年月を必要とします。

これまで雨や風に耐えられる建物の構築に挑んできた歴史の中で、長年耐えられると判明したものが、無機である粘土から作られた瓦やレンガというものでした。
そして、それらの成分を主体とした無機塗料は、長い耐用年数を誇るのです。

塗膜の寿命を縮める最大の要因は、紫外線が持つエネルギーです。
一般的な塗膜の方は炭素と炭素を中心とした結合であり、その結合力は紫外線が持つエネルギーに負けてしまいます。
ここでの負けるというのは、劣化を意味しています。

しかし、無機塗料の樹脂はケイ素と酸素の組み合わせが多く、こちらの結合力は、先述した紫外線の結合力よりも高いため、劣化しにくい傾向にあります。

□まとめ

今回は、無機塗料の耐用年数について詳しく解説しました。
耐用年数が長ければ、次の塗り替えまでの期間も伸びるため、その分コストパフォーマンスも良くなるでしょう。
当社では、最大で耐用年数が30年間という無機塗料を加盟していただいた会社様にご提供しています。
もし興味があれば、是非ご相談ください。