非常に優れた面を多く持つ無機塗料ですが、外壁や屋根の材質との相性を考える必要があります。
もし相性が悪いものに使用してしまうと、本来の良さを発揮せず、ただお金がかかるだけになってしまいます。
そこで今回は、無機塗料と屋根の相性について解説します。
□無機塗料の特徴を解説します!
無機塗料とは、主に無機物から構成された塗料のことを指します。
無機物と有機物の定義としては、生命が作り出すものではない鉱物などのことを無機物と呼び、反対に生物が作り出した化学物質などを有機物と呼びます。
無機物は、紫外線にさらされても劣化しにくい特徴を持つので、樹脂塗料のようにボロボロと崩れる心配は少ないです。
そして無機塗料は、この紫外線や雨や風に強い無機物を塗料に応用して作られた塗料のことを言います。
しかし、無機物は非常に固く、無機物だけでは塗料として成り立たないため、そのままの使用はできません。
そのため、無機物の耐久性を生かしつつ、粘着性などを持ち合わせた有機物と配合させることで、無機塗料は完成します。
□無機塗料と屋根の相性を解説します!
無機塗料が作り出す塗膜は、普通の塗料で作られたものよりも固い特徴があります。
そのため、収縮性があり、木製の素材との相性が悪く、塗装を行うのが難しいです。
さらに、種類によってはガルバリウム鋼板に向かない無機塗料もあります。
相性が悪いと塗膜が剥がれ、劣化を防ぐ役割を果たせないため、屋根や外壁材との相性には注意が必要です。
注意点はいくつかあるものの、無機塗料を使うメリットもたくさんあります。
1つ目は、他の塗料に比べてメンテナンスの回数を削減できます。
耐候性に優れた特徴を持つため、綺麗な状態で外壁や屋根を長く保ってくれます。
1回の塗装での費用は比較的高額ですが、その分メンテナンス回数が減らせるのでオススメです。
2つ目は、燃えにくい性質を持つことです。
無機塗料は、主に無機物で構成されているため、燃えづらい特徴があります。
「難燃性」や「不燃性」とも言われ、火事が起きた場合でも被害を減らせることがあります。
しかし、先述したように有機物も多少含まれているため、全く燃えないわけではないことを知っておきましょう。
3つ目は、汚れにくい特徴があることです。
無機塗料には「親水性」という水になじむ性質があり、これによって表面の汚れと外壁や屋根の間に水が入り込み、雨が降った際に汚れを流してくれる役割があります。
また、通常の塗料よりも静電気が起きづらいため、汚れの付着が少なくなります。
□まとめ
今回は、無機塗料と屋根の相性について解説しました。
どの屋根にも対応できるわけではないので、使用する前に確認すると良いでしょう。
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