塗料の寿命を左右する耐候性ってなに?

国内最高峰の耐候性を誇る無機塗料、「無機ハイブリッドチタンガード」を提供するPLジャパン株式会社です。

外壁塗装に使用する塗料にはアクリル、ウレタン、フッ素、無機など様々な種類があります。塗料の性能はここ数十年で驚くほど進化し、各メーカーがしのぎを削って次々と高性能の塗料が生み出していますが、塗料の性能をアピールする際によく謳われている「耐候性」とは一体どのようなものなのでしょうか。今回は、塗料の耐候性について詳しく解説していきます。

塗料は様々な影響を受けて劣化する

外壁は常に過酷な環境下に置かれているので、年月とともに塗料は劣化していきます。塗料を劣化させる主な要因としては、以下が挙げられます。

  • 太陽光や紫外線

太陽光に含まれる紫外線は、塗料内に浸透して塗膜内の樹脂層を破壊します。

  • 雨水

外壁のヒビなどから雨水が浸入すると、塗膜が剥がれます。

  • 酸素による酸化反応

大気中の酸素と塗料の成分が化学反応を起こし、塗膜の機能を低下させます。

  • 朝昼夜の温度変化(高温多湿)

温度変化により塗膜が伸縮し、ヒビが入ることもあります。

  • 塩害

潮風に含まれている塩化ナトリウムが塗料に付着し、それがそのまま残って固着することによって塗料を劣化させます。

耐候性の強い塗料は何が違う?

上記に挙げたように、劣化の要因は天候によるものが多くを占めています。そして、紫外線や雨水などの天候による影響に耐える性能が「耐候性」ということになりますが、塗料が耐候性の強さを謳うのは、それが塗料の寿命に大きく関係しているからです。

中でも、塗料の劣化の一番の原因とされているのは紫外線とされています。現在流通している塗料の中でも最高級の耐候性があるとされる塗料は、紫外線に強いことで知られる無機塗料となっていますが、それは無機塗料の成分の多くを占める無機質が、他の成分に比べて紫外線の影響を受けにくいとされているからです。例えば人間の肌が紫外線を浴びると、皮が剥がれますよね。これは人間の皮膚が有機物だからです。同様に、化学成分(樹脂)がメインの有機塗料は紫外線が当たると塗料成分が破壊され剥がれてしまいます。さらに、破壊が進むと、酸化チタンが表層に出てきて白く手に付く「チョーキング」と呼ばれる現象を引き起こします。

しかし、無機物は紫外線の影響をほとんど受けません。例えばペットボトルを外に置くと

ラベルの色は褪せますが、ボトルは変わらないですよね。これはラベルの色に含まれる有機物は劣化するけれど、ペットボトルは無機物なので紫外線で劣化しないということです。無機塗料は、劣化の原因となる塗料の成分そのものにアプローチした画期的な塗料といえるでしょう。

無機塗料は超低汚染性でもある

無機塗料には耐候性と合わせて超低汚染性、つまり汚れにくい性質もあります。無機塗料はその性質上、静電気を帯びないので、汚れや潮風の塩など本来塗料に固着してしまう汚れがつきません。仮に、一時的に汚れや塩などがついたとしても雨によって洗い流されてしまいます。汚れや塩などが固着すると塗料にダメージを与えますが、これらが流れることで汚れが残らず、劣化を防止することができます。耐候性に加えて、超程汚染性も併せ持つ無機塗料は、高性能塗料の代名詞といっても過言ではないでしょう。

塗料の最大の敵は紫外線、それを防ぐのが無機塗料

無機塗料とひとえにいっても無機質の含有率は商品によって全く異なります。

例えば、塗料の中の無機質の含有率が15%以下のものは、無機塗料ではありながらも劣化の速度は通常の有機塗料とあまり差はありません。しかし、当社の無機塗料は無機質の含有率が60%を超えています。本来60%も無機成分を入れてしまうと塗料が硬くなり割れやすくなりますが、私たちは長年の研究の結果、無機成分が多くても柔軟性のある割れない無機塗料を開発しました。

私たちが開発した無機塗料「無機ハイブリッドチタンガード」は、最大30年耐用となっており、無機塗料の中でも最高品質を実現しています。(実証実験の結果はこちら

塗料の耐候性が気になる方、外壁塗装のメンテナンスでお悩みの方、ぜひ無機ハイブリッドチタンガードをご検討ください。