注文住宅をご検討の方の中には、外壁の素材選びにお悩みの方もいるでしょう。
もっとも一般的な外壁の素材であるサイディングについてよく知っておくことは、外壁やその表面の塗装を考えるうえで重要です。
そこで今回は、サイディングの概要と、サイディングと無機塗料の相性についてお伝えします。
ぜひ参考にしてください。
□サイディングとは?
サイディングの特徴をご紹介します。
サイディングの一番の魅力は、施工期間が短く、工事費用が安いことです。
それが人気の理由で、多くの方がサイディングの外壁を採用しています。
また、耐水性、耐天候性がある点、種類やデザインの豊富さなどもサイディングのメリットです。
サイディングはその耐水性・耐天候性を持つ特徴から、比較的経年劣化しにくいという特徴もあります。
しかし水分を吸収しやすいため、表面の塗装でいかに防水性を高めるかで耐久性が大きく変わります。
メンテナンスについては、この塗装の修繕を定期的に行うことで外壁を長持ちさせられます。
サイディングの継ぎ目のシーリングが劣化している、サイディングボードが反って剝がれる、塗膜がはがれるなどのサインを確認したら、再塗装を行いましょう。
また、窯業系サイディングは熱を貯めこみやすいという特性があります。
そのため、耐熱性のある塗料を採用すると熱による劣化に対処できます。
□サイディングにおすすめの塗料は?
サイディングを外壁に採用する場合には、具体的にはどのような塗料で塗装するのが良いのか紹介します。
塗料には、弾性塗料と呼ばれるものがあります。
弾性塗料とはシリコンやフッ素塗料に硬化剤を加えたもので、塗膜に伸縮性があるという特徴を持ちます。
そのため、モルタルなどの外壁の場合にはひび割れをカバーできる点が大きなメリットです。
しかし、サイディングにはこの弾性塗料は不向きです。
理由としては、サイディングは表面の温度が高くなりやすく、塗膜に気泡のような膨れができてしまうというデメリットがあるからです。
一方無機塗料は、弾性塗料ではなく、紫外線による劣化もないという点でサイディングとの相性が良いといえるでしょう。
□まとめ
今回は、サイディングについて詳しく解説しました。
外壁は見た目だけでなく、耐久性も大切です。
住宅の耐久性の大きな部分を担う大切な要素ですので、慎重に検討したいものですね。
外壁をご検討の際には、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
外壁塗装に関して、ご不明な点等ございましたら当社までご連絡ください。